椎名林檎の新アルバム『三毒史』収録曲「鶏と蛇と豚」MVにAYA SATOが出演

動画・音楽

椎名林檎さんのニューアルバム『三毒史』発表に伴い、YouTubeの公式チャンネルで公開された「鶏と蛇と豚」のMVが様々な点で素晴らしかったので紹介します。

5年ぶりのニューアルバム『三毒史』

2018年にデビュー20周年を迎えた椎名林檎さんが、デビュー記念日である5月27日に発売するニューアルバム『三毒史』が発表されました。20周年記念企画を締めくくるこのアルバムは、多くのゲストボーカルを迎えたデュエットアルバムとなっています。

アルバムのオープニングは新曲「鶏と蛇と豚」から始まり、紅白でも話題になった宮本浩次氏とのデュエット曲「奥ゆく細道」、銀座の大型商業施設「GINZA SIX」のテーマ曲となったトータス松本氏とのデュエット曲「目抜き通り」等の楽曲が収録されています。

櫻井敦司(BUCK-TICK)とのツインボーカル曲「駆け落ち者」、元東京事変メンバーである鍵盤奏者ヒイズミマサユ機(H ZETTRIO)氏とのデュエット曲「急がば回れ」が新たなコラボ曲として登場。

「鶏と蛇と豚」「TOKYO」「あの世の門」という新たな楽曲で繋がれたアルバムを通して聴き終えた時、聴く人の心にどのような感情が生まれるんでしょうか。

三毒とは

仏教において人間が克服すべきとされる三つの煩悩、「貪(とん)・瞋(しん)・癡(ち)」を指す言葉。「貪・瞋・癡」はそれぞれ「貪欲さ」「怒り」「愚かさ」を表す。

参考:三毒 – wikipedia

鶏と蛇と豚

オープニング曲として新たに書き下ろされた「鶏と蛇と豚」は、般若心境から始まる英語歌詞の楽曲です。タイトルの鶏と蛇と豚はそれぞれが三毒を象徴する動物とされています。

椎名林檎 – 鶏と蛇と豚

楽団を引き連れ花びらを巻き散らしながら笑顔で踊り歩く女性が、貪欲さを象徴する「鶏」。四つの頭を持つ大蛇の山車灯籠に乗って街中を進む女性が、怒りを象徴する「蛇」。鎖につながれた巨大な黒豚のバルーンを持つ女性が、愚かさを象徴する「豚」でしょうか。

「鶏と蛇と豚」では、三毒の象徴すべてを世界的な振付師・ダンサーであるAYA氏が演じています。AYA氏がダンサーとして表立って活動するのは2017年3月以来とのことで、ファンからは彼女の復活を喜ぶ声も多く上がっています。

「鶏と蛇と豚」MVにはアルバムに含まれる楽曲のワンシーンが含まれています。東京タワーに向かって歩く着物姿の女性の後姿は「神様、仏様」の映像、その後に一瞬映る「目抜き通り」の男性(トータス松本)、クラブで踊る女性(篠原さや)は「長く短い祭」から、トンネルの中鏡の前に立つ男性(宮本浩次)は「獣ゆく細道」からですね。

前アルバム『日出処』以降に出た楽曲が軸となり、アルバム全体が一つの大きなテーマを表しているように思います。

AYA SATOとは

仲万美(元Bambi Naka,bambi)と2人でダンスユニット「Aya Bambi」として活動。国内・国外問わず有名アーティストのバックダンサーや振りつけ師として活躍し、そのハイレベルなダンススキルと独特なビジュアルすべてを集約した「Ayasatostyle」というジャンルを確立した。2017年3月以来二人での活動は見られず、同年の7月に仲万美(Bambi Naka)の単独での事務所所属が発表&ダンサーを引退。現在は事実上の解散となっている。

参考:AyaBambi – wikipedia

AYAさんのダンスがまた見られること、しかもその復活が椎名林檎さんの20周年イヤーアルバムであることにとても感動しています。

発売日は2019年5月27日(月)

発売日はもう来週の月曜日に迫っています。いくつかの楽曲は既に音楽配信サイトで先行配信されているほか、各種通販サイトでは初回限定版・通常版の予約受付を開始しています。

価格・詳細

【初回限定生産盤】
UPCH-29327 3,600 円(税抜) / 3,888円(税込)
ケース付きハードカバー・ブック仕様

【通常盤】
UPCH-20513 ¥3,000 (税抜) / ¥3,240(税込)

収録曲一覧

  1. 鶏と蛇と豚 – 椎名林檎
  2. 獣ゆく細道 – 椎名林檎と宮本浩次
  3. マ・シェリ – 椎名林檎
  4. 駆け落ち者 – 椎名林檎と櫻井敦司
  5. どん底まで – 椎名林檎
  6. 神様、仏様 – 椎名林檎と向井秀徳
  7. TOKYO – 椎名林檎
  8. 長く短い祭 – 椎名林檎と浮雲
  9. 至上の人生 – 椎名林檎
  10. 急がば回れ – 椎名林檎とヒイズミマサユ機
  11. ジユーダム – 椎名林檎
  12. 目抜き通り – 椎名林檎とトータス松本
  13. あの世の門 – 椎名林檎

(曲のタイトルが全部5文字で綺麗ですね。)

個人的にはデュエット曲よりもソロ曲のほうが好きなので近年の曲はあまり聴いていませんでしたが、「鶏と蛇と豚」のMVを見てしまったらもう買わざるを得ません。繰り返し聴いてその世界観を堪能したいと思います。

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