Nintendo Switchソフト『ファイアーエムブレム 風花雪月』をプレイしたので感想をまとめます。FEシリーズは初プレイだったんですが、一度クリアしてすぐ2週目に入るほど面白かったです。
ファイアーエムブレム風花雪月とは
『ファイアーエムブレム風花雪月(フウカセツゲツ)』は、2019年7月26日に発売されたシミュレーションRPGです。現在の対応機種はNintendoSwitchのみ。
士官学校の教師として生徒を育て導く第一部と、三国が争う戦時中を舞台とした第二部で構成されています。
交流を深め成長を見守る学園パート
士官学校の教師を任された主人公。3つの学級から1つを選んで担任となり、指導や戦闘を通して生徒達の能力を伸ばします。
生徒達をどう育てるかはプレイヤー次第!生徒それぞれにあった能力を伸ばして高ランクの職業を目指します。
毎月スケジュールが決まっていて、月末に用意されている課題戦闘や、フリー戦闘で成果を試せるという仕組みも良かったです。
時には構内を散策して生徒や他の教師との交流を深めるのも大切です。
キャラクター同士の友好度(支援レベル)が上がると特別な会話が発生し、戦闘時に良い効果を発揮します。また、各キャラクターの支援レベルはエンディングにも影響します。
支援レベルを上げると発生する「支援会話」の数があまりに多くて驚きました。「スカウト」というシステムを使って、他クラスの生徒を自分のクラスに勧誘することができるんですが、なんと勧誘した生徒と自クラスの生徒との支援会話も用意されているんです・・・
個人的なお気に世渡り上手なヒルダちゃんと貴族のローレンツ君の支援会話。上手いことおだてられつつ決めるときは決めるのがローレンツ君です。
第一部の学園パートをプレイ中は、とにかく生徒たちが可愛くて仕方ありませんでした。「キャラゲー」かと思うほどにキャラクターの魅力が伝わるすばらしいシナリオの内容と量でした。
生徒達を導き共に戦う戦争パート
第二部は雰囲気が変わって、戦争パートに入ります。第一部で選択した学級によってどのようなストーリーになるかは変化します。
今度は指揮官として生徒達と共に戦い、勝利へと導きましょう。
戦闘はターン制で、マップ上に配置されたユニットを移動させて敵を攻撃します。「敵の全滅」など決められた勝利条件を達成すると勝利となります。
仲間が倒されないように上手く進軍・後退させましょう。
やることは第一部と変わらず、能力を伸ばしながら月末の戦闘に臨むというスケジュールです。
舞台が戦場なので、学園パートに比べてストーリーは重めです。時にはツライ場面に遭遇することも・・・
全く印象の違う第一部・第二部ですが、この二部構成であることによってよりストーリーに引き込まれ、のめり込んでしまうような面白さがあります。
キャラクターの良さ、シナリオの面白さ、戦闘システムの奥深さすべての要素が集まって、本当に面白い作品になっていました。
シリーズ未プレイでも楽しめる
私は風花雪月が初FEだったんですが、
「今までなんでやったことなかったんだろう」と思うくらい面白かったです。
次回作もまず間違いなく買うと思います。単体でストーリーが完結しているのでシリーズが初めてでも全く問題なくプレイ出来ました。
難易度も「ノーマル」と「ハード」から選べ、倒れたユニットが復活しない「クラシックモード」と復活ありの「カジュアルモード」が選べるのでお手軽にも本格的にも遊べます。
私はキャラロストが嫌だったので「カジュアルモード」を選びましたが、世界観的には「クラシック」が合ってるなと思いました。(戦闘では毎回誰かしらが戦闘不能になっていたので、クラシックを選んでもリセットしまくる気がしますが・・・)
慣れた方は「ハード・クラシック」の方が緊張感をもってプレイできギリギリの戦闘を楽しむことが出来ると思いますが、私のようにシリーズが初めての方や手軽に遊びたい方は「ノーマル・カジュアル」がおすすめです。
感想まとめ
「キャラゲーというにはあまりに戦闘・育成パートが面白く、ただのSRPGというにはシナリオ部分に力が入りすぎている」そんなゲームです。
私は3D酔いが激しい方なので、最初の校内散策ではちょっと酔いました。そこだけが注意点です。(マップを選択して移動が出来るようになってからは問題なくプレイ出来ました)
戦闘システムもいろいろ出来ることはありますが「ノーマル・カジュアル」で遊ぶ分にはいろいろやる必要もなく、難しいことはありません。
輝かしい学園生活を経てそれぞれの立場や譲れない信念のため戦いに出る生徒達。教師として指揮官として、共に戦い選択を見守りましょう。
■ 購入・ユーザーの評価をチェック
50時間以上プレイしてなお楽しんでいます。おすすめ。