Twitterでたまに見かける「マシュマロ」というサービス。どうやら匿名でメッセージが送れるもののようですが、どのように利用するのか実際に登録して調べてみました。
マシュマロとは
「匿名」でメッセージを送ることが出来るサービスです。ネガティブな内容のものは文脈判断AIが削除してくれるという機能付きで、「悪口が届いたら嫌だな」という人も安心して使えます。
マシュマロの始め方
まずは公式サイトの「登録/ログイン」をクリックします。Twitterアカウントを持っていない場合メールアドレスでの登録も可能なようですが、今回はTwitterと連携させて使ってみたいと思います。
マシュマロをTwitterと連携して使う場合、いくつかの権限を許可する必要があります。マシュマロが「あなたのTwitterの以下のデータを取得しても良いですか?」という確認のページが入ります。
マシュマロを使いたいTwitterアカウントにログインします。私はブログ更新の告知用に作ったものの全く手を付けていないアカウントで始めてみました。
「連携アプリを認証」を押して登録が完了すると、Twitterを登録した際に利用したメールアドレスに登録完了のお知らせが届きます。さっそくマイページに移動しましょう。
マシュマロを募集する
マイページの「メッセージを募集」を押して、マシュマロを始めたことを周りに知らせます。募集方法は「Twitterで募集ツイートをする」「リンクをシェアする」「QRコードを貼る」の3種類です。
Twitterで募集ツイートをしてみました。これで自分のフォロワーさんにマシュマロを設置したことが伝わります。あとは匿名メッセージを待ちましょう。
ユーザー専用トップページのURL
マシュマロの各専用ページURLは「https://marshmallow-qa.com/TwitterのユーザーID?utm_medium=url_text&utm_source=promotion」になっています。URLが長いのはデータ分析を行うためとのことです。
「https://marshmallow-qa.com/TwitterのユーザーID」のみでもアクセスすることが可能です。URLが長くて貼れない場合はこちらのURLを試すか、短縮サービスなどを利用するのが良いかと思います。
募集ツイートが流れてしまってマシュマロのページがわからなくなった時は、送りたい相手のユーザーIDを入れて検索してみましょう。
マシュマロの送り方
マシュマロを送りたい場合は、相手の募集ツイートやシェアされたURLからマシュマロの専用ページに飛んでメッセージを記入します。文字数は1,000文字まで入力可能です。
マシュマロの募集や回答にはログインが必要ですが、送る場合はログイン不要です。マシュマロを利用していないユーザーでもメッセージを送ることが出来ます。
ネガティブな内容は自動で削除される
文脈判断AIがメッセージの内容を判断してネガティブな内容は届かないようになっています。
試しに「今日も元気だね」と送ると何故か数時間経っても届きません。「元気だね」だけにしてみると数秒で届きました。「かわいいね」等のわかりやすい誉め言葉もすぐに届きます。
「今日も」というワードがダメなのかと思い、「今日もかわいいね」にしてみるとこちらは届きました。「いつも元気だね」と送るとこちらもOK。
悪口はもちろんNGですが、ポジティブな内容であっても判定に時間がかかり、届くのが遅れる場合もあるようです。
「多少ネガティブなワードが入ってもOKよ」という方はマイページの「設定」からフィルタリングの強度を変えることが出来ます。逆に「絶対にネガティブなワードを入れないで!」という方はポジティブオンリーに設定しましょう。
スパム報告でAIの精度が向上
届いたメッセージが「嫌だな」と感じたら、スパム報告というボタンを押して報告します。スパム報告により文脈判断AIが学習して、精度の向上に繋がるようです。
受け取りたくない相手はブロック
「この人からメッセージを受け取りたくないな」と感じたらブロック機能を使います。送信者のIPを判別してメッセージを通さないようにしてくれます。ブロックしたことは相手に伝わらないので安心です。
絵文字にも対応
みなさんお待たせしました!
マシュマロは絵文字に対応しました!#マシュマロを投げ合おう https://t.co/d4RXLzGS9C pic.twitter.com/S7l9TQ13mZ— マシュマロ公式 (@marshmallow_qa) 2018年2月27日
マシュマロのメッセージは絵文字も使用可能です。ネガティブ要素のある特定の絵文字は自動でマシュマロの絵文字に変わるようになっているようです。
ちょっとアレな絵文字が・・・
かわいらしいマシュマロに!
ちなみにこのマシュマロ絵文字を使いたい方は「彁(カ・セイ)」という特に意味のない幽霊文字を入れると自動で変換してくれます。
ユーザー全員にも送ることができる
特定の相手にマシュマロを送る機能のほかに、マシュマロを使っているユーザー全員に送るという機能があります。送られたメッセージはマイページの「受信箱」⇒「みんな宛」で見ることが出来ます。
多くの人に聞いてみたい質問を「みんな宛」として送っているユーザーが多く見られます。匿名なので気軽に質問&回答が出来て便利ですね。
こちらのメッセージはAIではなく運営さんがチェックして許可を出しているそうです。「みんな宛」なので個別に通知がくることはありません。
マシュマロに返信する
届いたマシュマロにTwitter上で返信することも出来ます。個別に直接返信する機能はありません。
「受信箱」⇒ 届いたメッセージの文章をクリック ⇒ 返信を記入して「ツイートで回答」を押します。
ツイートの際にマシュマロの画像を付ける・付けないを選ぶことが出来ます。付けるとこんな感じのツイートになります。
マシュマロの楽しみ方
フォロー&フォロワー間で匿名メッセージを送りあって楽しんでいる方、憧れのクリエイターさんに感謝や賛辞を伝えるのに使用している方など様々です。
クリエイターの方はお題の募集にも使っているようです。イラストを描いている方や動画配信などをされているVtuberの方は使用率が高いですね。
知恵袋なんかの質問系サービスが好きな方は「みんな宛て」に届いたメッセージに回答してツイートするのも楽しそうですね。
「なにかメッセージが来てるけど、嫌な言葉だったらどうしよう」という不安がなく開けるというのは素晴らしいなと思います。以前のブログではコメント欄を解放していて有難いことにいくつか嬉しいコメントを頂いたんですが、内容を見るまではかなり不安でした。
もちろんAIのフィルタリングにかからずに嫌なメッセージが届いてしまう場合もあるかと思いますが、明らかに「嫌な言葉」を目にする機会が減るというのは匿名サービスを利用する側ににおいて嬉しい点だと思います。
過激な言葉やネガティブなことも多いインターネット界隈ですが、優しい気持ちを忘れずに楽しく使いたいものですね。
※記載している内容は2019年4月23日現在のものです。サービス内容等の変更などがある可能性がございますので、公式サイトで確認の上ご利用ください。